2017-12-16

墨黒生地のソファ

2.5人掛けソファを、お客様のもとへお届けしてきました。

最初にご依頼をいただいたのは2年くらい前。

それからお客様は娘さんを出産し引っ越しをし、こちらは武蔵村山に工房を移しました。

お互いに人生の大きな変化にせっせと対応しながら、時間を見つけてはソファのデザインや生地選びを、その合間の楽しみとして少しずつ進めていきました。

生地は綿と麻の混合。お客様が選んだ墨黒という色は、見る角度によってその色あいや表情を変えてくれます。

娘さんはこの後、裏返しのソファによじ登り、体全体で喜びを表現してくれました。

思い出に残る、とても良い納品になりました。


2017-12-01

国産ナラ材のコンソール

前回お知らせしました、清澄白河の家具ギャラリーの準備を着々と進めております。

それと並行して、ギャラリーに置く新しい家具も製作しています。

先日、材木屋さんに北海道産のナラ材の良いものがあると進められて、
「いつか国産材を使って家具を作ろう」
と考えていたので、さっそく抽斗が二つ付いたコンソールを製作しました。

ギャラリーの玄関に置いて、国産材の持つ暖かさとともに皆さまをお迎え致したいと思います。

コンソールの天板に、銀杏(ギンナン)面という加工をしました。
もう12月です。秋も終わります。

追伸

清澄白河ギャラリーのオープンは12月中頃と書きましたが、年明けになりそうです。。
着々と、ではありませんがじっくりと、美しいけどホッとするギャラリーになれば良いなあと思います。


2017-11-16

200回めの青空


今回のアオゾラレターが200回めの投稿になります。

まだ工房が清澄白河にあった頃、ふらりと高校の時の担任の先生が来てくれたことがあります。手には一緒に食べようとレバカツの入った袋を下げていました。

学生の頃から積極的に先生と話をする生徒ではなかったので、どうして来てくれたのか不思議でしたが、その時に初めてレバカツを食べ、高校時代の総量を超える話を先生としました。
そして、最初からそのつもりだったのか高知に住む母親のためにと一脚のアームチェアを注文して帰られました。またその時に先生の口から、ご自身が癌であることを聞きました。

「俺が死ぬ前に完成させてくれよ」をいう冗談を時々聞きながら、3ヶ月ほどお待たせして高知県に椅子を無事に送り、それから先生は亡くなりました。

まだ工房が清澄白河にあった時を思うとき、その事をとても大切な出来事として思い出します。


そして皆様にお知らせできることがあります。再び清澄白河に小さいギャラリーを持つことになりました。オープンは12月中頃を予定しています。
ちょうど節目に、これをお伝えすることができて良かった。。

そこがふと思い立ったときにふらりと立ち寄れる、そんな場所になると良いなあ。



2017-11-09

オーダー事例、更新しました

ホームページの「オーダー事例」に新しい家具を幾つかアップしました。

www.aozorakagu.com/order/o_top2.html

玉川上水の新たな工房で製作した、思い入れのある家具たちです。
お時間のある時に覗いて頂ければ嬉しいです。


また「青空ソファ」と「月のサイドテーブル」を家具のページに加えました。

www.aozorakagu.com/furniture/f_top.html

じわじわと(笑)、定番の家具が増えています。こちらもあわせて是非♪



2017-11-02

青空ソファと月のテーブル

ずっと念願だったオリジナルのソファが完成しました。
秋の青空のような爽やかなソファになりました。

このソファが出来上がって二組ほどのお客様に見て頂いたのですが、まだ小さなお子さんがソファによじ登り「にんまり」した笑顔を見て、ああ、作って良かったと思いました。

そしてせっかくなので、ソファに合うサイドテーブルを作りました。
近ごろ月が綺麗なので「月の座卓」を改良しました。

青空ソファと月のサイドテーブル。

もはや昼なんだか夜なんだか。。



2017-10-26

チェリーの大きな壁面食器棚

夏の終わりから作り続けてきた壁面食器棚をお届けしてきました。ブラックチェリーという素材をふんだんに使った、堂々として、すっきりとした佇まいになりました。

ご依頼を頂いたのは工房を移転することを決めた、まだ先の見えない時期。

そんなタイミングで頼んでくださったお客様に感謝しながら、沢山の材料ひとつひとつに心を込めて鉋をかけて、まめまめしく丁寧に製作しました。これほど大きな家具を作ることはめったにないので、最後の方は楽しみながら作っていました。

「これから先ずっと家族の暮らしを後ろから支えていく」

大きな無垢の木の家具を眺めながら、全てはこのために家具を作っているんだと心から思いました。

お客様が淹れてくださったお茶が、とても美味しかったです。



2017-10-13

ある秋晴れの日の撮影

すっかり秋になりました。

夜に浮かぶ月を眺めるのを楽しみに仕事をする日々です。

先日、とても気持ちのよい秋晴れだったので、今週末にお届けするブラックチェリーのテーブルとベンチを工房で撮影しました。


無垢の木の家具を揃えたいというお客様にはまず、迷わずダイニングテーブルをお勧めしています。家族が集う場所に暖かさと、心地よい丁寧さを与えてくれます。

そしてその次にお勧めするのが木のベンチ。削り跡を残した緩やかな曲線の座面は、堅い木なのにとてもやわらかな座り心地です。


そんなお勧めの二つの家具を、お客様のもとへお届けします。

楽しみだなあ。


2017-09-28

秋空と壁面収納

前回の更新からずいぶんと、間が空いてしまいました。

季節は秋に変わり、夕焼けやくっきりと輝く月を眺めながら、秋の空のような伸びやかなキッチン壁面収納家具を製作していました。

製作するものが大きくなるほど、細かいところは丁寧に作ることが大事になります。
そんなたくさんの細かい作業を続けながら、ずっとワクワクしていました。

「引出しにめいっぱい入れるどれくらい仕舞えるのかなあ」とか、「扉框の木目はリビングから綺麗に見えるかな」とかとか。

そうしてずっと、この家具を背に晩御飯を準備するお客様の姿を思い浮かべていました。

綺麗な夕焼けです。そしてもうすぐ完成です。



2017-08-31

移転を機にやりたい10のこと

先日まで放送していた某ドラマ(猫と家具修理屋さんが出てくる)に倣い、移転を機にやりたい10のことを書きだしてみました。

4番目までは無事に終えました。

新作ソファはお見せすることを約束しているお客様がいます。そしてかなり…、お待たせしております。(ごめんなさい!)

ですが、暑い夏のあいだに試作を重ね、ようやく形になりました。

いつもの様にシンプルですが、良いバランスになりました。座り心地もなかなか良さそうです。

実際には、柔らかなアールがついた青空色のクッションを置きます。


やりたいことの10番目は、「お店を持つこと」です。


2017-08-24

鉋を置いて町へ出よう

先日、東京国立近代美術館へ「日本の家展」に行きました。

こちらの煉瓦造りの建物は工芸館のほうです。格好良かったので一枚。ぱちり。

図面や模型がたくさんあり、とても楽しい展覧会でした。なんと!建物の中に建物も…。

奇抜で工夫の凝らされた家も紹介されているなか、でもやはり、周りの風景に馴染む障子と畳の日本家屋が一番好きでした。

角度のつけ方や曲線の使い方、間のとり方で人にも風景にも心地よい、そんな家具をこれからも作っていきたいなあ、とあらためて思ったのでした。

もう少しで試作のソファが完成します。楽しみ。


2017-08-11

ささやかな歓迎

前回のブログに載せていた、ブラックチェリーの本棚とデスクをお届けしてきました。

小学一年生の女の子のお部屋です。
ああ可愛い…!たまたま飾りつけてあった子供部屋に、ささやかな歓迎を受けた心持ちになりました。

これからのお子さんの成長とともに、変化していく木の姿が今からとても楽しみです。

そして少し前から取り掛かっている、とても大きなブラックチェリーの壁面食器棚です。
今年の夏いっぱいかけて作ります。

クーラーのない工房で、文字どおり暑い夏になりそうな、気がする…。わくわく。



2017-08-03

抽斗が二つ並んだデスク

抽斗が横に並んだ、ブラックチェリーのデスクが出来ました。

前回のブログに書いた、チェリーの本棚と同じお客様のご依頼です。
お子様のお部屋に、並べて置きます。

今回もあえて言わせて頂きます。小さなお子さんへのデスクの依頼も本棚と同じ、あるいはそれ以上に特別な嬉しさがあるのです!

親子であるいは兄弟や友達と隣で並んで使えます。そんな、きっとこれから待っているたくさんの物語を思い浮かべながら、カンナをかけていました。

チェリーの細かく詰まった杢目は、自分の好みです。

本棚とあわせて、この場所がお子さんや家族にとって特別な場所になるといいなあ。


2017-07-27

チェリーのシンプルな本棚

チェリー無垢材の本棚
ブラックチェリーの本棚が出来上がりました。

小学校に入る前の小さなお子さんのお部屋にと、依頼されました。
あえて言わせてください。こういうご依頼はとても嬉しいのです!

一番の思いは、「本が好きになってくれること」。

良い材料を選んで、その良さを生かすために余計なことはしない。
それでも一箇所だけ、眺めてさわって気持ちのよい曲線を取り入れました。

チェリー無垢材の本棚、側板
夏になると、必ず読み返す本があります。

この本棚の中からそんな出会いがいずれ、ありますように。


2017-07-11

願い事は…多めにしました

会社を始めてからちょうど6年経ったので、近所の神社にお参りに行きました。

移転した頃から目を付けていた神社に、この日に行こうと決めていたのです。

暑い日に一歩踏み入ると冷んやりとしていて、「ああ、やっぱり良い…!」と場所が持つぴりりとした空気に浸りながらこれからのことをお願いしてきました。

「たねを蒔き育てた苗木をより大きな樹になるべく植え替えた6年目だった」

空を覆う杉の木を見ながら、そんなふうに考えていました。

こちらは先日無事に納品を終えた、オーク材の大きなキャビネット。

サランネットを扉に使うという初めての試みも、とても良い感じになってほっとしました。
それにしてもオークの木目は、本当に綺麗です。ウォルナットの取っ手もなかなか良いです。


アオゾラカグシキ會社のこれからを、皆さま、どうか見守りください。。


2017-06-30

本からいろんなことを学んでいます

『ものづくりには夢がある 世界を変えるデザイン』

先日、お客様にお送りした手紙に書いた本です。

おおよそ6年前に会社を辞めて、自分で家具をデザインして売っていこうと決めた頃に読みました。

綺麗で安全な水を遠くまで汲みに行かないと手に入らない地域に、ドーナツ型の空洞の容器をデザインして、子供でも転がして運べるようにした話がとても印象に残っています。

シンプルで便利で、わくわくするようなデザインが好きなのはこの頃から変わっていません。

先日、ブラックチェリーのワードローブをお届けしたお客様のお宅に久しぶりにお伺いしました。
そして、綺麗にスーツが仕舞われているのが嬉しくて、撮った一枚です。

こちらは、高さと奥行きのあるホワイトオークのキャビネット。
左右の扉框に取っ手に使用したウォルナットと同じ色のサランネットを張れば完成です。

お客様の部屋に似合うと良いなあ。。


2017-06-24

手紙を書きました

お客様にようやく、手紙を書くことができました。

ひとりひとりのお客様との会話やお届けした家具を思い浮かべながら、宛名を書いていました。


昨年の夏に、前の工房併設ギャラリーを立ち退くように言われました。

十分な時間が無かったこともあり、もとの場所に近いところや、工房とお店を併設する形を維持するのも難しいことを知り、とにかく家具を作り続けられる場所を探しました。

そしてようやく今の場所と出会い、元気で穏やかな気持ちで家具製作に向き合えるようになりました。

「元気でまっすぐに、日々頑張っています」

という報告を届けられたのが、とても嬉しかったのです。


手紙の内容を少しだけ。

「この仕事を始めた頃『世界を変えるデザイン』という本を読んで、そんな仕事をしたいと思っていました。でも、今は自分のまわりの大切な人たちの世界が自分のデザインした家具でちょっとだけ良くなればいいなあ、と考えています。

新しい場所は空が広くて、気持ちのよいところです。」


さて、今日もまめまめしく家具を作ります。

ご注文やお問い合せ、お待ちしています。


2017-06-11

梅雨入り、そして看板描き

梅雨に入りました。

道端に咲く紫陽花に心を踊らせながらも、この時期は湿度を気にしながらの仕事になります。


これから作るホワイトオーク材のキャビネットです。

とても大きなものなので、たくさんの材料を二回に分けて接ぎ合わせました。
ウォルナット材の取っ手や、スピーカー用のサランネットを組み合わせる予定です。

どんなふうになるのか、今からワクワクしています。


そして梅雨が本格化する前に、工房の入り口の扉が無事に完成し(良かった。。)看板を青いペンキで描きました。


これでようやくご近所の人たちに、何をやっているかを知ってもらうことができます。

ちなみに看板は手描きです。「會」の字がとても難しかった。。



2017-06-02

懐かしい場所へ

先日、ダイニングテーブルと椅子を納品してきました。

清澄白河へのお届けでした。


「まだ子供たちが小さいので、部屋を格好良くすることがなかなかできない」

とお客様がおっしゃっていましたが、そんなことはなくとても落ち着ける素敵な部屋でした。

その日はもう一軒ロウテーブルをお届けし、打ち合わせにも伺い、懐かしい空気と良い刺激を吸収することができた、そんな一日になりました。



そして工房では、正面入り口の製作に取り掛かっています。

取り寄せた扉の引き戸の吊り金具の箱が、レトロでなんだか可愛いです。



シャッターが閉まるように、その内側に壁面と引き戸の木枠を作りました。

いったい何屋なんだかわからなくなってきました。。


2017-05-24

ホームページを新しくしました!


この度、ホームページを新しくしました。

ずっとやりたかった事だったのですが、いざ始めてみたらとても大変でした。
でも手をいれることができて良かったです。


大枠はそのままに「アオゾラ家具をオーダーするには」のページを加えたり「家具」に定番の家具を(ようやく!)並べることができました。

それぞれに価格も載せてあります。


これで少しでも、より家具選びの参考になれば幸いです。



新しい工房の、写真を撮るために作ったギャラリースペースが役に立ちました。



2017-05-19

雨のち晴れ


明日、お客様のもとに家具を届けに行きます。

今回お届けする家具は、新しい工房で作ったものになります。

工房の移転は本当にいろいろあって、とても大変なことばかりで、
でも移転を終えるとそこに待っていたものは、それとは比べものにならないくらい険しい道のりでした。

それでも風雨にさらされることできっと、「より太くしっかりした幹を持つ木になるんじゃないか」
と思っています。

とりあえず明日は晴天のようで、晴れ晴れとした気持ちで新しい一歩を踏み出せそうです。


ついでに更地になった清澄白河の工房の場所も見てこようかな。。



2017-05-10

でも試作ソファは青い生地を使います


先日、生地屋さんを巡ってサンプルを貰ってきました。
それ以来ときどき木に置いて眺めては、どんなふうに使おうかと想像しています。

そのなかでも特に気に入っているのが、この2枚。


薄いグレーの生地は、ウォルナットのスツールに使えばきっと格好良くなるに違いない。(わくわく)

黄色は以前からずっと使いたかった生地で、ブラックチェリーにもウォルナットにも相性が良さそうです。


そして、ようやく以前のように家具製作が出来るまでになりました。


新しい工房で初めて作った椅子。

同じ工程を経てるのに、何処か佇まいがゆったりとして落ち着きがあるような気がします。


それにしても、ここまで来るのに時間が掛かりました。さあ、これから!