2016-08-31

ブラックチェリーの食器棚


幅136センチ、高さ130センチの大きな食器棚をお届けしてきました。

材種はブラックチェリーです。

上段はガラス引き戸、下段はたくさんの引出しなので、食器だけでなく色々な物を仕舞えます。


建て替え前に建具に使われていた古いガラスを大事に取っておいて、今回の食器棚の引き戸に再利用しました。

愉しい紅葉柄…!今はこのようなガラスは生産されていません。

ですからこういう仕事はとても貴重で嬉しいです。そして、綺麗です。


大きくて堂々としていて、いつまでも眺めていられます…。


2016-08-23

チェリーの玄関棚


先日お届けしました、ブラックチェリーの玄関棚。

家に帰ってきた時に暖かく迎えてくれるような、どっしりといつもそこにいてくれる安心感みたいなものをデザインに込めました。

引き出しと扉もあるので、出掛けるのに必要なものをしっかりと収納できます。

「玄関が落ち着いた雰囲気になりました」

と、お客様から言葉を頂きました。ありがとうございました。


そして今年の夏は、アスリートではないけれどたくさんの汗を流しました。

全身を使って作ったとても大きな食器棚を、もうすぐお届けします。


オリンピックはリアルタイムで観られなかったのですが、毎朝ダイジェストを観て号泣しておりました…!


2016-08-08

木を削るということ


先日、ブラックチェリーのダイニングセットをお届けしてきました。

手前の揃いの椅子は久しぶりにダイニングテーブルにあわせたのですが、背中から見るとなかなか良いです。

この椅子は、背を一枚の厚い板から削りだすのでとても手間がかかります。

でもこうして並んでいるのを眺めると苦労が報われます。



そして、このあと控えている箱物家具のために材木を仕入れました。

良質のチェリー材に本当にわくわくします。

でもこうして材料と向き合うと、自然のいのちを分けてもらいながら家具を作っていることに気づきます。そうしてそれに見合う自分のたましいを、少しずつ削り差し出しながら日々家具を製作していることを、心の深くであらためて認識します。

ですから、製作の日々が続くと人知れず抜け殻のようになり、また、そんな自分を見てがっかりされることも時々あります。

でもまあ、それはそれで仕様がないことですが…。

それでもこうして、自分の命を削るほど真剣に向き合える仕事に出会えたことを誇りに思います。

完成した家具をお届けしてお客様が喜んでくれるのであれば、それで、いいのです。


<夏季休暇のお知らせ>
8/11(木)〜8/14(日)までギャラリーをお休みとさせていただきます。

2016-08-03

門前仲町のお菓子屋さん

清澄通り沿いにあるお菓子屋さん

「パティスリーウルス」

さんのイートインスペースに、先日テーブルと椅子をお届けしてきました。


メインはお持ち帰りのケーキ屋さんなので、できるだけコンパクトに。

また、小さいお子さんが手に触れやすいように全体的に丸みを持たせました。

そして何よりもお菓子屋さんに置くので、ワクワクするような楽しさを感じられるデザインになるよう心がけました。


夏のあいだは、このかき氷が食べられます。

目の前に置くと、ものすっごく(!)テンションが上がります。


おひとりか、おふたりさま用。もちろん、男性一人でも大丈夫です。