実は、最初にお客様から大まかな構想を聞いたとき、「それは構造的に難しいのかもしれない…」と考えていました。
無垢の木は、家具になっても外気の湿気の変化により、伸縮や膨張を繰り返します。
そのため、無垢の木の家具がある家は、空気がさらりとして快適になる一方で、その特性を無視した構造にすると反ったり割れたりすることがあるのです。
それでも、デザイン案をいくつか頂き、丈夫で伸縮に対応できる仕口をこちらからも提案して、お客様と対話しながら、無事に完成することが出来ました。
お客様がお持ちの椅子に合わせたら、とても良く馴染んでいました。
そして、「自分のデザインが形になるのは嬉しいです」と言ってくださり、とても喜んでいただきました。
座面をよく見ると、「ミナ ペルホネン」の生地が使われていました♪