2014-07-31

ブラックチェリーの…棚

暑い日が続きます。
皆さま、体調など崩してはいませんか?

さて、先日お届けしたブラックチェリーの棚。
これはいったい何処に置く棚でしょうか?

ヒントその一。
側板に付いているのは、月をモチーフにしたものです。


ヒントその二。
全体は薄くて、キャスターが付いています。


答えは…





ベッドサイドの棚でした。


ベッドと壁の20センチちょっとの隙間に納めました。
現場で実際にその隙間を見て、入るかどうか、とてもドキドキしました。

月の取っ手は、持って横に引き出すと、ベッドの下に隠れた本を取り出せます。
また、そこに帽子や鞄などを掛けることも出来ます。

引出しは、お客様のご要望で、小泉道具店さんの革の取っ手を付けました。


でも、どうして月なのかというと…?

そのほうがいい夢を見られそうな気がしませんか♪



2014-07-16

3年経ちました。

会社を始めてから、3年が経ちました。

木の家具を作ることしか知らなかった自分が、お客様や、たくさんの人に支えられて、
こうしてここまで続けることができました。

3年前、新しいデザインだとか、斬新な発想とかよりも、長く使えるシンプルな家具を、

「いかにして届けるか?」

ということを真剣に考えて、町の本屋とか商店街の魚屋のように身近な存在になれるように、
会社の名前に「カグ」という言葉を入れました。

そんな思いを、具体的なお客様との関わりで少しずつ練り上げていった3年間だった気がします。

お客様には、本当に感謝しています。


さて、ここでひとつ嬉しい報告です。

なんと、7月14日発売の『東京下町時間』という本に取り上げていただくことになりました♪

取材に来られたのは、皆さん感じが良い方々で、そしてそれがそのまま形になったような、
とても、愉しい本です。

下町歩きのお供に、ぜひ。



2014-07-06

ウォルナットの特注デスク

先日、長さ2メートル20センチのウォルナットのデスクを納品しました。

「部屋を見て、そこに合う大きさとデザインで作ってもらいたい」

と、ご近所にあるウチを選んでくださいました。

そしてそれは、僕がひっそりと思い描いている「町のオーダー家具屋」のかたちなので、
そういう選択肢が、とてもとてもうれしかったです。

大きいデスクなので、バランス良く見えるよう心掛けながら作りました。

バランス良く、というのは家具をデザインするうえで、
とても大事にしていることのひとつです。



以前、作家さんに特注で作って頂いた真鍮の取っ手を、今回も使いました。
ウォルナットと真鍮という素材は、とても相性が良いです。

コードのかきとりや埋め込みコンセントなど、控えめに機能性を持たせました。



思い切って大きい家具を置くことで、かえって部屋がすっきりとするものです。