2014-12-27

ブラックチェリーの洋服箪笥

先日、ブラックチェリーの洋服箪笥をお届けしてきました。

洋服ダンスではなく、洋服チェストでもない、…洋服箪笥。
そんなイメージが最初からあったので、実直で実用性があるシンプルなデザインになりました。

高さ190センチ、幅が93センチあるので、かなりたっぷりと収納できます。

それにしても、扉や抽斗(ひきだし)の木目が、とても綺麗です。
(写真では伝わりにくいのが、とても残念です!)


そしてもう一つは、リビングに置く小さめのデスクです。


以前紹介した、アオゾラカグシキ謹製の額縁も壁面に飾られています。

デスクの長さを、リビングにあるダイニングテーブルの幅と同じにしたので、
来客時にダイニングテーブルに付けて使うことができます。

少しずつ、「リビングにデスクを置こう」という提言が実現しているようで、
なんだかとても嬉しく思っています。


これで、今年のアオゾラレターはおしまいです。
今年一年間いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

それでは皆さま、良いお年をお迎えください♪

2014-12-17

年末年始の休業日

ありがたいことに、年の瀬らしくばたばたと忙しい日々が続いています。

年末年始の休業日のお知らせです。

12月25日(木)〜28日(日) 営業日
12月29日(月)〜1月14日(水) 休業日

年明けは、15日(木)より営業を再開いたします。

少し長めの正月休みですが、その間に打ち合わせやテーブルのメンテナンス巡りなど、
外回りの仕事をしたいなあ、と考えています。


さて、以前番組で有吉さんたちに座って頂いたブラックチェリーのダイニングセットを、
先日、お客様のもとへお届けしました。


丸脚ダイニングテーブルとダイニングチェア、そして風を待つベンチ。

今年、とても活躍してくれた製品たちです。


2014-12-12

ソファサイドテーブル


上から見て、Lの形に置かれた二脚のソファの間に納まるようにというご依頼で製作した、
ブラックチェリーのサイドテーブル。

「扇型」というお客様のご提案から、もう少し重心が安定する形になるように曲線を繋いで、
こんなかたちのサイドテーブルになりました。

お分かりだと思いますが、デザインのモチーフは「おにぎり」!

日常の生活の中から生まれた日本人に馴染みのあるかたちは、なんだか愛らしくて、
とても理にかなっています。

そしてもう一つは、ブラックチェリーの引き出し付きデスク。


幅110センチ、奥行き60センチで、引き出しが2つ付いています。

無垢の木のデスクは、大人はもちろん、子どもにも小さい頃から使ってもらえたらいいなあ、
と思っています。

無垢の木の家具は言葉にならない多くのものを育んでくれる気がします。


2014-12-02

テレビ収録、後日譚

先日、「有吉くんの正直さんぽ」の森下・清澄白河の回が放送されました。

この機会に興味を持ってくださった方、メッセージを下さった方、
実際に足を運んでくださった方、ありがとうございました。

番組は後日、録画で観ました。とても、楽しかった!

無垢材の家具をオーダーするということは、ともすれば、敷居が高くなってしまいがちで、
それを出来るだけ身近に感じてもらえるようにお店を作ってきました。

だから今回、町の豆腐屋さんと一緒に商店街の家具屋として取り上げていただけたのが、
とても、嬉しかったです。

それにしても、テレビに映った自分の姿や立ち振る舞いがとてもたどたどしく、
でも、観た知り合いが何も言わないので、
「もしかしたら自分は普段からこうなのか!」と、少し落ち込みました(笑)

そして、番組で有吉さんがくれたステッカー。

せっかくならと、ギャラリーから見える木工機械に貼りました。


帯鋸盤(おびのこばん)に、少し愛嬌が増しました。


2014-11-26

「有吉くんの正直さんぽ」収録


4年目ともなると、いろいろなことがあるものです。

先日、フジテレビの「有吉くんの正直さんぽ」という番組の取材を受けました!!

有吉さんの視点に驚きながら、皆さんと楽しいやりとりをすることができました。
(とは言うものの緊張しすぎてほとんど覚えていないのですが…)

その後も丁寧な取材をしていただき、ギャラリー併設工房家具屋がどのように紹介されるか、
テレビに出るのは恥ずかしいのですが、ちょっとわくわくしています。

11月29日(土)の昼12時00分〜13時30分に放送される予定です。

お時間のある方は、ぜひ、ご覧くださいませ♪


2014-11-16

額縁

今回は額縁です。

まずは、ウォルナット。


そして、チェリー。


それぞれのお客様のもとへお届けしました。

一枚目の額には、写真ではわかりづらいのですが、手ぬぐいが飾られています。

どちらも深川らしいところが、とても愉しい。

(今回の写真はどちらもお客様から頂きました。ありがとうございました。)

2014-11-12

棚の上にも三年

たまにやります、クイズです。

この家具の用途を考えてください。


洋服や小物が掛けられるペグボードです。以前にも作ったことがあります。

ですが、今回はもうひとつ別の用途があります。

二枚目です。


壁面に取り付けられている3つで1セットです。

横のタワーは僕が今回作ったものではないのですが、重要なヒントです。

今回は簡単すぎたでしょうか…。




答えは…。






ね、こ、ステップ!

キャットタワーに登ったり、降りたりするためのねこ用階段、キャットウォークです。

取り付けた日は怖がって姿さえ見せてくれなかったのですが、
後日、お客様から写真を送っていただきました♪


ああ、なんてかわいいんだー!


えー、さて、11月11日にギャラリー開店3周年をひっそりと迎えました。

いや、実はひっそりというわけでもない出来事があったのですが、
それはまたそのうちにお話します。


たくさんのお客様に支えて頂いた3年間。

忙しくてなかなかお返しできませんが、ほんとうに、感謝です。


2014-11-05

ウォルナットのベンチとカフェの話

先日お届けしたウォルナットのダイニングセット。

いつもチェリーで製作している、『風を待つベンチ』をウォルナットで作ったのは初めて。

ずいぶんと佇まいが違いますが、これもまた良い感じです。


ダイニングチェアもウォルナットで2脚揃い!

どうぞ、樹種選びのご参考に…。



さて、今朝はお客様のお宅で、壁面本棚の打ち合わせを行ったあと、
そのお客様に聞いた、近所のカフェに行きました。

その名も「ヒキダシ カフェ」。

これは店内の様子ですが、その名前の通り壁一面に大きな引き出し壁面棚があり、
その前には大きなテーブルと色んな種類の木の椅子。

それにしても、引き出し好きにはたまらない…。



入り口もまた、素敵です。


2014-10-25

部屋を整える

具体的なイメージはないけれど、「部屋に家具を置きたい空間があるので見てほしい」
という依頼が時々あります。

そういう時は家に行って部屋を見て、お客様の話に耳を傾け、
お互いに意見を出しながら、一緒に置く家具を考えていきます。

それは、好きな本や音楽について語り合うようで、とても愉しい時間だなあと思います。

そして今回は、二つの家具を製作しました。

まずは、テレビキャビネット。


少し高めです。その分たくさん収納できるようにしました。
引き出しの下の3枚の扉は開き戸になっています。

そしてもう一つはドレッサー。


シンプルなデスクとサイドチェストを組み合わせたタイプのものです。
別々で使う事もでき、左右も変えられます。


そして、ご相談を受けた寝室に設置しました。


すでにお持ちの家具と奥行きを合わせることですっきりと。

「かえって部屋を広く使えるようになった!」と言って下さいました。


暮らしを整えることで、日々の生活が美しく愉しくなるように…。
いつも家具に、そんな想いを込めています。


2014-10-04

9月は何処へ?

あっという間に10月になりました。

打ち合わせをしたり、図面を描いたり、作業場を整理して材料を仕入れたり、
事務仕事したり、ときどき空を眺めたり…、

その合間の時間を見つけて家具を製作しています。
(これが本分なのですが!)

このごろ時間が過ぎるのがとても速くて困ります。


先日、ウォルナットのダイニングテーブルを納品しました。

柔らかな朝の光に照らされた木目が、とても綺麗です。


いろんな向きのベクトルの仕事が、
すべてはこの瞬間のためにあると、あらためて思います。


2014-09-23

100度目の青空

先日、ブラックチェリーのダイニングセットをお届けしてきました。

奥にダイニングチェア、手前に気軽に腰を掛けられる『風を待つベンチ』を置きました。
空間に開放感と親密さが生まれる、おすすめの組み合わせです。

まだ1歳になったばかりのお子さんが、さっそくベンチの脚を掴んで座面に登ろうと、
体をめいっぱい使って木に触れ合っているのが、とてもほほえましくて嬉しかったです。


そして今回は、テーブルにちょっとした物を置ける棚を付けました。

椅子に座ったときに邪魔にならない高さと奥行きになるよう、お客様を相談を重ねました。
実用性もありそうで、いい感じになりました。



実は、今回のアオゾラレターが「100通目」の投稿になります。

ゆっくりと、時には間を空けながら、どうにかここまで続けることができました。

フェイスブックなどで間接的に応援してくださる方、ありがとうございます。
いつもひっそりじんわり励まされています。
もちろん、直接言葉をかけてくれる方にどれだけ力を貰えるかは、言うまでもありません。

これからもタイトルの通り、誰かに手紙を届けるように続けていけたらと思います。


2014-09-06

リビングにデスクを

例えばリビングのような、その家でいちばん人が集まる場所に「デスクを置く」
のが良いなあと常々考えています。

今回お届けしたブラックチェリーのデスクとサイドチェスト。
写真ではわかりにくいのですが、リビング奥の壁面に設置しました。

手前にはダイニングテーブルとソファとテレビ台があります。

家族それぞれが、自分の部屋ではなくみんなが集う場所で、
当たり前のように仕事や、ちょっとした調べものや、学校の宿題をする。
なんかそういうのが、とても良いと思います。

そして今回、お客様とそういう感覚を共有できたのが、とても嬉しい。



デスクに合わせたのは、アオゾラカグシキ會社謹製『冬のにじいろスツール』。
座面の色は、真夏の木の葉を思い起こさせる濃い緑色。

とても暑くて短かった、今年の夏が終わります。


2014-08-24

小さめの棚と大きめの棚


久しぶりにギャラリーに展示するための家具を作りました。

『文庫棚』 ・W720 D290 H1100

以前オーダーで製作したものを、少しサイズを変えてデザインした小さめの飾り棚です。
本棚としても使えるし、雑誌も入ります。

「東京下町時間」と「柳家小三治の落語」を置いて華を添えました。


そして、先日この飾り棚を参考にした大きめの棚を納品してきました。


背板がなく、側板に緩やかな曲線が付いています。
そのためすっきりとして軽やかで、この部屋にとても馴染んでいるような気がします。

また、今回は引き戸にお客様の要望で、まんまるな球体の取っ手を付けました。

なかなかキュートな取っ手です♪



2014-08-17

ブルーベリーを頂く


お客様のご実家の千葉の畑で採れた、ブルーベリーを頂きました。

一粒一粒が甘い!

美味しくて一息で食べてしまいました。

さて、実はこのブルーベリー、家具を作るときに出る木くずを蒔いた畑で育てられたもの。

一年ほど前から数回にわけて、木くずを工房に引き取りに来てもらっていました。
木くずを蒔き始めてから、なんと収穫量が増えたのだそうです。

木くずがこうして土と混ざり、肥料となって果物を育てる。
これはとても嬉しいことです。


こうして収穫したものを直接頂くと、
自然の恵みをそのまま口にするような力強い味がして、
ほんの少しだけ、厳かな気持ちになります。

2014-08-07

夏季休暇のお知らせ

8/14(木)〜 8/17(日)は、ギャラリーの夏季休暇とさせて頂きます。

今日、西荻窪に用事があって、たまたま立ち寄った本屋さんが、
「颯爽堂」
というとても涼やかな名前の本屋さんで、
そこで文庫本を一冊買ったら、
和紙のような手ざわりの、鮮やかなオレンジ色のカバーを付けてくれました。

暑い日の、ちょっとした愉しい出来事です。

さて…、

先日、ウォルナットのアームチェアをお届けしてきました。
実はこのアームチェアは、定番のデザインと少し変えてあります。


幕板の幅が広いデスクに合わせるために、アームを少し短くしています。


そのために前脚にできた曲線が、良いアクセントになりました。

こうして毎回少しずつ、デザインを変えて作るのは手間がかかるのですが、
こういう発見があるから、やめられないのです。



2014-07-31

ブラックチェリーの…棚

暑い日が続きます。
皆さま、体調など崩してはいませんか?

さて、先日お届けしたブラックチェリーの棚。
これはいったい何処に置く棚でしょうか?

ヒントその一。
側板に付いているのは、月をモチーフにしたものです。


ヒントその二。
全体は薄くて、キャスターが付いています。


答えは…





ベッドサイドの棚でした。


ベッドと壁の20センチちょっとの隙間に納めました。
現場で実際にその隙間を見て、入るかどうか、とてもドキドキしました。

月の取っ手は、持って横に引き出すと、ベッドの下に隠れた本を取り出せます。
また、そこに帽子や鞄などを掛けることも出来ます。

引出しは、お客様のご要望で、小泉道具店さんの革の取っ手を付けました。


でも、どうして月なのかというと…?

そのほうがいい夢を見られそうな気がしませんか♪



2014-07-16

3年経ちました。

会社を始めてから、3年が経ちました。

木の家具を作ることしか知らなかった自分が、お客様や、たくさんの人に支えられて、
こうしてここまで続けることができました。

3年前、新しいデザインだとか、斬新な発想とかよりも、長く使えるシンプルな家具を、

「いかにして届けるか?」

ということを真剣に考えて、町の本屋とか商店街の魚屋のように身近な存在になれるように、
会社の名前に「カグ」という言葉を入れました。

そんな思いを、具体的なお客様との関わりで少しずつ練り上げていった3年間だった気がします。

お客様には、本当に感謝しています。


さて、ここでひとつ嬉しい報告です。

なんと、7月14日発売の『東京下町時間』という本に取り上げていただくことになりました♪

取材に来られたのは、皆さん感じが良い方々で、そしてそれがそのまま形になったような、
とても、愉しい本です。

下町歩きのお供に、ぜひ。



2014-07-06

ウォルナットの特注デスク

先日、長さ2メートル20センチのウォルナットのデスクを納品しました。

「部屋を見て、そこに合う大きさとデザインで作ってもらいたい」

と、ご近所にあるウチを選んでくださいました。

そしてそれは、僕がひっそりと思い描いている「町のオーダー家具屋」のかたちなので、
そういう選択肢が、とてもとてもうれしかったです。

大きいデスクなので、バランス良く見えるよう心掛けながら作りました。

バランス良く、というのは家具をデザインするうえで、
とても大事にしていることのひとつです。



以前、作家さんに特注で作って頂いた真鍮の取っ手を、今回も使いました。
ウォルナットと真鍮という素材は、とても相性が良いです。

コードのかきとりや埋め込みコンセントなど、控えめに機能性を持たせました。



思い切って大きい家具を置くことで、かえって部屋がすっきりとするものです。



2014-06-21

五月晴れ!

梅雨の合間のよく晴れた日に、
ダイニングテーブルと「風を待つベンチ」をお届けしてきました。

今回のお届け先は、大学の頃の友人の新居。

「いつか自分の家を持ったら、木のテーブルを置きたいと思っていた!」

と言ってギャラリーを訪ねてきてくれた友人とは、数十年振りの再会でした。

というわけでその日は、いつもより少しリラックスした、
親密で穏やかな納品でした。

この後、友人と奥さんと納品したばかりのテーブルを囲んでアイスを食べました。




後日、納品した家具の写真を送ってくれました。

ライトアップされたブラックチェリーの「夜の顔」も雰囲気があって、良いです。

T君、ありがとうございました。



2014-06-13

梅雨明け!はもう少し…

明日、6月14日(土)は納品のため、14時からの営業とさせて頂きます。

長く降り続いた雨があがったようです。

先日、ダイニングテーブルと座卓用の脚、「風を待つベンチ」をお届けしてきました。

座卓用の脚はダイニング用の脚と簡単に付け替えることができるので、
大人数が家に集まって椅子が足りない時などにおすすめです。


今回は、小さなお子さんがいるお客様のご要望で、テーブルの角を丸くしました。

それだけで、テーブルの雰囲気が変わります。良い感じです。



ベンチを設置すると、早速小さい男の子がちょこんと腰掛けてくれました。
気に入ってもらえたようで、とても嬉しかったです。

こういう何気ない瞬間に、家具を作ってよかったなあ、と感じます。

梅雨明けの入道雲のくっきりとした青空のように、
とても晴れやかな気分で、お客様の家を後にしたのでした。


2014-06-01

ウォルナットの書斎

ここのところ、暑い日が続きます。
今回は、ほんの少し涼やかな、ウォルナットの家具を紹介します。

先日お届けした、デスクとサイドチェストと本立ての書斎セットです。





ダイニングセットのように、みんなが集う場を作るのも好きですが、
自分だけの特別な空間を作るお手伝いをするのも、好きです。

アプローチの方法として、細かいところを疎かにせず、
ディテールを積み重ねていって、細部から全体を構成するイメージで作っています。

そのほうが、より親密で、使っていて気持ちが良い気がします。

以上、詳細にこだわった書斎の紹介でした。


2014-05-16

オーダー事例、更新


ホームページのオーダー事例に、今年に入って納品した家具をまとめて掲載しました。

お時間があれば覗いてみてください。

http://www.aozorakagu.com/ordermade.html


2014-05-10

チェリーのダイニングセット

先日、ゴールデンウイークの締めくくりの日に、
「ブラックチェリーのダイニングセット」をお届けしてきました。

昨年末に新築したばかりの家はぴかぴかで、
2階のダイニングスペースは吹き抜けになっており
とても開放感のある空間でした。

チェリーのテーブルと椅子も、ギャラリーで見るより何処か気持ちよさそうです。


まだ小さいお子さんが2人いる4人家族なのですが、
今回は、子供椅子ではなく4脚とも同じ椅子で揃えることを選択されました。

そしてそれは、いい選択だなあと思いました。

はじめの方は座面に厚いクッションを敷いて使っていくそうです。

お子さんが成長していくのをのんびりと待つ。
そして、毎日座る木の椅子がそんな成長のモノサシとなる。

そんな人とモノの関係が、とてもよいです。


数年後がとても楽しみです。


2014-04-29

ゴールデンウィーク中は…

通常どおり営業いたします。
さらに、4月29日(火・祝日)、5月5日(月・祝日)も加えて営業します。

5月6日(火・祝日)は納品のためお休みとさせていただきます。

こちらは納品待ちのダイニングチェアたち。