先日、マウリッツハイス美術館展に行ってきました。
目的の絵画は、
(もちろん…)
真珠の耳飾りの少女。
この絵が来日したのは確か12年前だったでしょうか。
その当時、技術専門校で家具製作を学び始めたばかりで
その後、ウッドユウライクカンパニーに入社し家具作りに明け暮れ
あっ、というまに11年が過ぎ、こうして家具会社を自分が立ち上げることになろう
とは思いもよらないことでした。
さて、話を戻して…
平日の午前中にもかかわらず大変な混雑で、
それでも10分ほど待っただけで入場し、ついに目的の絵の前まで辿り着くと
間近で見るためには長蛇の列が出来ており、その列には並ばずに
少し離れた位置からじっくり見ることにしました。
そして、
(どうしてこの絵はたくさんの人の心を惹きつけるのだろう?)
ということを考えながら少しずつ見る角度を変えてみると、
不思議な事にどの位置から見ても絵の中の少女と目が合わないことに気づく。
(この少女はどこを見ているんだろうなあ?)
そしてこの表情はこれから何を言おうとしているのだろう
次に出る言葉は、良き事なのか悪しき事なのか
それが表情に出るほんの
一瞬前
を切り取ったような
それがこの絵を見る人を不安にも愉しくもさせ、
何時見ても違った気持ちをこちらに与えてくれるのかもしれない…
そんなことを考えながら、次第になんにも考えずにこの絵を眺め続けるという
とても充実した時間を過ごしたのでした。
ちなみに…
工房のすぐ近くの
で、同じ絵を見ることができます。飾られているのは
もちろん…
レプリカです♪